【年収別】住宅ローンの借入可能額とは?

年収300万円でマイホームは買える?

 

人生で一番大きな買い物と言えば「マイホーム」の方が多いのではないでしょうか。現金一括払いができる人は、限られており、多くの人が住宅ローンを検討すると思います。年収が300万円程度の方ですと、いくらまで借り入れることができるのか心配になる人も多いです。住宅ローンには、借入可能額などの審査基準もあり、しっかり内容を把握しておくことが大事になってきます。

今回は年収ごとの借入可能額について、ご紹介していきます。住宅ローンをうまく組むことで、夢のマイホームを手に入れましょう。

■現在の年収でいくらの家マイホームを買えるのかを知る

マイホームを購入する際に重要になるのが、現在の年収でいくらの家を購入できるのかを把握することが挙げられます。老後の資金を考慮し、無理のないマイホーム購入を目指すために計算方法を紹介しますので、ぜひご自身の年収で計算してみましょう。

 

◇マイホームの値段の計算方法

購入できる物件の価格は、頭金と住宅ローン借入額の合計で決まります。頭金は購入したい物件の価格の2~3割程度を目安にすると良いと言われていますが、それは過去に住宅ローンが8割程度までしか組めなかった時代の習慣で、現在は全額をフルローンで組むことも可能です。

 

もちろん物件価格に対して大きく頭金を用意しておくことで、収入に対してより良い物件を購入することもできます。また、将来的なライフイベントによる支出の増加を考え、住宅ローンの返済額は年収の20%以下に抑えておく方が良いでしょう。

 

◇頭金と生活予備費

頭金が少しでも多い方が、後々の返済が楽になりますし、選べる物件の価格帯にも余裕ができます。しかし、貯金を全額頭金にしてしまうのは危険です。怪我や病気、会社の倒産など、いざというときのための余裕がないと生活が立ち行かなくなってしまいます。

 

こういった万一に備えるための貯金を、生活予備費と言います。生活予備費は正社員であれば生活費の3~6ヶ月程度、非正規雇用や自営業なら1年程度はあった方が良いでしょう。

 

 

■【年収別】マイホームにおける住宅ローンの借入可能額と物件価格

マイホームを購入する際に、一括購入できる現金がない限りは住宅ローンを組むことになります。実際に、いくらの住宅ローンが組めるのか年収別で解説しますので、参考にしてみてください。

 

◇年収400万円未満の場合

返済負担率が25%の場合、2,700万円程度が借入可能額になります。より堅実に設定するなら返済負担率20%で2,150万円程度の物件が購入可能です。25%なら毎月8万円程度、20%なら6.5万円程度が返済金額になります。

 

頭金の有無が毎月の返済金額に大きく影響するため、500万円程度の頭金を用意することでワンランク上の価格帯の物件も検討範囲に入ります。

 

◇年収500~800万円の場合

年収500万円なら25%、3,500万円程度で毎月の返済が10万5,000円前後、20%で2,800万円程度なので8万5,000円前後が目安です。

 

年収800万円なら25%、5,500万円程度で毎月16万5,000円前後の返済、20%で4,500万円程度なので毎月13万5,000円前後になります。800万円台になると購入可能な物件の上限に1,000万円近い差が出て来るため、フルローンではなく頭金を1,000万円程度用意することで毎月の返済額を抑えながら物件を選ぶのが良いでしょう。

 

20%と25%のあいだで収入に対して購入検討が可能な物件の上限が一段階変わることをイメージするとわかりやすいでしょう。

 

◇年収800万円以上の場合

年収1,000万円なら返済負担率25%で7,000万円前後の物件が購入可能です。毎月の返済額は21万ですが、収入に対してさほど大きな負担にはならないでしょう。20%であれば5,500万円程度と大きく上限が下がってきます。

 

年収が800万円を超える世帯の場合、選べる物件の幅も広いことから、頭金と返済負担率のバランスを見ながら価格以外の面を優先した購入を検討するのも良いかもしれません。頭金2,000万円に5,500万円を足して7,500万円程度の物件が無理なく購入できます。

 

◇住宅ローン借入額は返済額を目安にする

借入可能額はあくまで一つの上限の目安です。生活に掛かる費用やスタイル、ライフイベントのタイミングは各家庭によって異なります。せっかくマイホームを手に入れたのに手放すことにならないよう、返済額を基準にすることが重要なポイントです。

 

毎月無理のない返済額であることも大切ですが、返済額の算出目安はもっとも支出が多い時期に合わせるのが良いでしょう。

 

◇家賃を目安に借入可能額を考える場合

借入可能額を現在の家賃と比較して設定するのも一つの安定した目安になります。現在の家賃と同じ額で返済するのであれば、家賃を35年払い続けた総額+諸経費が借入金額になります。

 

家賃が少しつらいと感じていれば、現在の収入に釣り合っていないということでもあるので、返済に支障をきたさないよう8掛けを目安に借入の総額を下げた方が良いでしょう。逆にもう少し家賃に支出を割けるのであれば、余裕がある分より資産価値もある家の購入のため、借入可能額の上限に寄せて2割程度増額を目安に借入を設定しても大丈夫でしょう。

 

仮に現在の家賃が7万円だった場合、同じ場合は2,300万円程度、2万円下げた場合は1,600万円程度、2万増やした場合は3,000万円程度が借入可能額の目安になります。

■年収300万円でマイホームは購入できる?

国税庁が発表した「平成29年分民間給与実態統計調査結果」によると、国民の平均年収は432万円とされています。その中でも年収300万でもマイホームが持てるのかと、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

 

ここでは年収300万でもマイホームを購入できるのかを解説しますので、年収が近い方は参考にしてみると良いでしょう。

 

◇年収300万円以下でも住宅ローンは組める

住宅ローンの審査は、単純に年収だけでは決まりません。継続して就業しているか、収入は安定しているかなど、長期に渡って返済が続くためさまざまな安定性も審査の要素として加味されます。

 

銀行の住宅ローン審査では年収も大きなファクターを占めているため通りにくい可能性がありますが、フラット35などを活用すれば十分に住宅ローンを組むことができます。

 

年収300万円の場合、借入可能額はおよそ1,500万円程度になります。この場合、1.4%元利均等で35年ローンだと毎月の返済金額は4万5,000円程度になり、家賃と変わらないか多少安く抑えることができます。

 

300万円程度の頭金を用意することで、1,800万円程度まで物件の購入金額をあげることが可能です。また、団体信用生命保険(団信)に加入しておけば、万一のことがあった場合、保険金で残りの住宅ローンが弁償されるので、不測の事態が起きたとき、住居を失う可能性を回避できます。

 

◇頭金なしのフルローンも可能

現在は住宅ローンを全額借入できるので、頭金なしのフルローンも可能です。とはいえ、まったく自己資金がない状態での購入は現実的ではありません。住宅の購入には必ず掛かる諸経費も発生するため、100万円から150万円は余裕を見ておいた方が良いでしょう。

 

諸経費の他に生活予備費も年収程度は用意しておきましょう。万一の不測の事態が発生し、収入に困窮した場合、返済できなくなると住宅を売却しなければいけなくなるためです。

 

◇年収300万円で買えるマイホームの値段

頭金によって変動するので、できるだけ良い物件を検討したい場合は頭金を200万から300万程度は用意しておきましょう。

 

 

■まとめ

収入と返済負担率、さらに頭金によって、選べる物件は大きく変わります。返済できる無理のない金額の中で最大限の物件を購入するためにも、自分のライフイベントや頭金などをしっかり把握しておきましょう。返済計画がしっかり整っていれば、低収入でも良い物件を購入することは難しくありません。


 

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